宇治茶条例とは
少し古い記事ですが、以前クリップしていたものを紹介します。
京都の山城地域で発行されている洛南タイムスという新聞の2014年10月16日の記事に「宇治茶条例」なるものが紹介されていました。
宇治茶条例とは?
- 目的
- ①宇治茶の普及(消費拡大)
- ②客人にお茶を振る舞うおもてなしの心の醸成
- 制定の背景
- リーフを急須に飲んで飲むスタイルが減ってきた。
- 高級茶を売る宇治としてはそれを維持・拡大させていきたい。(危機感を感じているため。)
なんだこの曖昧さは・・・という感じですが、京都には似たような通称「日本酒乾杯条例」なるものがすでにあります。正式には、『京都市清酒の普及の促進に関する条例』(2013)です。
日本酒乾杯条例の目的は、「とりあえずビールで乾杯」となってしまった昨今の文化を、「とりあえず日本酒で乾杯」に戻す?ことを目指しましょう、といったものです。
うーん、私はそういわれても、やっぱり乾杯はビール派ですが笑
お茶に話を戻すと、宇治市のホームページを見ると次のようになっています。
取組内容
・宇治茶の伝統、健康に対する効果に関する理解を深めましょう。
・地域における宇治茶振興に関する取り組みに積極的に参加しましょう。
・おもてなしの心をもって来客者を迎えましょう。具体的取組例
・市民向け宇治の魅力体験講座等の拡充
・宇治の歴史や文化観光に触れる機会への参加
・宇治茶を使ったスイーツコンテストの実施、新しい名物の開発
・「宇治の朝」の魅力を体感できる宿泊プランの検討
・舟茶席の啓発
・子ども達への宇治茶に親しむ機会の提供
この条例は地域の活動を行政が支援する後ろ盾にはなってくれると思います。
実際、これは以前から続いているものですが、宇治田原の茶業青年会では、地元の小学校や中学校にお茶の淹れ方教室を毎年行っています。
流石にお茶の郷の町ということもあって、小学生でも急須でお茶を入れたことがある!という子供が案外多くてびっくりするのですが、多くの小学生にとっては始めてのお茶を入れる体験ですので、とても意味のある活動だと感じています。
こういったことも、より条例が正当化してくれるようになります。
少しでも伝統文化が引き継がれるようにこれからも協力してきます。
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